eyecatch

ちょうど半年くらい前、ピクセラ(AndroidベースのAV機器およびテレビチューナーのメーカー)が、Amazonに出品を始めました。その開店キャンペーンで、いくつかの商品が値下げされていました。その中には、Android TV搭載のSTBが含まれていました。そして、3000円だったのです。これは気になっていたこともあり、買ってみました。これは、そのレビューになります。

概観

HDMIは接続できますが、RJ-45接続は追加購入しないと使えません。あと、開封時に誤ったことなんですが、保護シールをはがしていく中で、QC Passシールと勘違いして保証シールをはがしてしまったのです。ゲーム機でおなじみのアレです。開封の儀の際は気をつけてください。あとは、USBポートが側面でコード管理が煩雑になりそうな印象です。使うことはありませんでしたが。

使い心地

一般的なイメージとしては、ブラビアあるいはアクオスのものだと思います。多くのアプリが、端末限定だったり、もっと新しいバージョンのみ対応だったり問うことがままあります。また、通常ストアと別建てですから、そのおかげで定番アプリが入れられないこともあります。

つまりは、この端末でやろうと思うことは殆どできないと思うくらいがちょうどいい感じです。天下のYoutubeアプリでさえ、広告を挟むとアスペクト比がおかしくなったり、フリーズが起こったりするのでまともに使えたものではないです。Chromecast機能は、むしろ専用機があったり、Windows10標準機能で代替できないこともないので、検証はしませんでしたが、相性問題が起きても不思議ではありません。結局まともにできることは、Google Play Musicを流しながらソリティアをプレイするぐらいでした。だったら、別なものでいいですよね?リモコンというUIの有用性の証明はされましたが。

検証した範囲では、RedBull TV、Google Playムービー、Spotifyは動きそうな雰囲気でした。それでも、必須のものではなくて、DMM、JSPORTSが一手間かかる時点で、何よりGoogle謹製であるYoutubeがまともに動作しない時点で、まともに使うことを諦めるのに十分でした。

そうやって使ううちに、リモコン自体もへたってきたのか反応しないことが増えてきて、再起動の回数も増えてきました。これでは使いものにならないということで、処分を考えています。この買物は完全に失敗でした。

まとめ

ディスプレイ×Android TVには可能性を感じていたのですけれども、こうして作り込みに技術がいるフェーズだということをまざまざと見せつけられました。nVidiaが以前進めていた構想も、こういったところで頓挫していたのかもしれません。あれはゲーミングモニターというベースがありますから、下手なことはできないですしね。あとは、せめてHDMIセレクター機能があって、まともに使えれば需要が増えるかもしれません。割と足りなくなることはありますから。

ともあれ、厳しい現実を見せつけられた所で今日はおしまいです。次はまともなガジェットに巡り会えることを……。